2011-01-01から1年間の記事一覧

2011年公開映画ベスト10

いろいろあった2011年ももう終わり。まさに激動の一年だった。個人的にも多少の変化はあったがまぁそれは置いといて…。 1年のまとめということで今年公開された映画をベスト10で発表。去年も大晦日で今年も大晦日になってしまった。劇場で観たのは6…

スペイン一家監禁事件

レンタルDVDで観賞。3人家族が引っ越してきたばかりの郊外の新居に突如、金品目当ての強盗がおしかけ家族を恐怖させる。 ストーリーはほぼこれだけ。85分間脅迫、暴力、陵辱が延々と続く。実録モノというわけではなく、社会的背景としてヨーロッパでは…

パラノーマル・アクティビティ3

シリーズ4作目。今回は今までよりさらに過去、ケイティらの子供時代の話でこれまでの一気に進んだ内容となっている。 ホラー映画は大抵シリーズが進むにつれ死人が増えたり殺し方が過激になったりするものだが、このシリーズはカメラの数が増える、という変…

コンテイジョン

スティーブン・ソダーバーグ監督によるパンデミック映画。全世界に広がった致死性ウイルスによる混乱と群像劇、そして今日的なガジェットが105分の中にギュッと詰め込まれスリリングに描かれる。これまで観た彼の作品*1の中で最もエンターテイメントな作品だ…

エンディングノート

砂田麻美初監督作。サラリーマン生活を勤め上げた直後にガン宣告を受けた男性が亡くなるまでを追ったドキュメンタリー映画。タイトルである「エンディングノート」とは公的な効力のない遺書のようなもののこと。主人公の男性、砂田さんは監督の実父である。 …

クラッシュ(Clash)

ベトナム映画。ジョニー・グエン主演・脚本のアクション・サスペンス。ジョニー・グエンは『トム・ヤム・クン』でカンフー使いの男を演じたこの人です。 先月か先々月の映画秘宝で小さくだが紹介されていたのが気になって輸入DVDにて観賞。 出所したばかりの…

ツレがうつになりまして。

宮崎あおいファンとして、うつ病経験者として『ツレがうつになりまして。』を観た。とてもよかった。おすすめです。 仕事などのストレスにより突然うつ病になってしまったツレ(堺雅人)と彼を支える妻ハルさん*1(宮崎あおい)の闘病記&のろけ話。原作未読…

モテキ

今からでも遅くない。森山未來をアクションスターにすべきだ。それくらい彼はいい動きをしていたし、それを広く認知させたのが本作最大の功績だろう。*1 アクションスターといってももちろん未来から来た機械人間とか元特殊部隊の戦うコックさんとかではなく…

神様のカルテ

2010年の本屋大賞2位でベストセラーとなった同名小説の映画化。作者は現役医師である。*1原作未読。 長野県松本市のとある病院に医師として勤める栗原一止(櫻井翔)は“引き”が強い医者で昼夜を問わず多くの患者が訪れる。彼は今は使われていない古びた…

スーパー!

『Dr.スランプ アラレちゃん』や『ドラゴンボール』にスッパマンというキャラクターがでてくる。 この冴えないおっさんはスーパンマンを真似たバレバレのダッサいコスチュームに身をつつみペンギン村で自警活動をしている。事件が起きるとその辺の電話ボック…

トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン

マイケル・ベイ監督作。IMAX3D字幕にて。初IMAXだったのですがまずスクリーンの見た目が違うことに驚きました。上下左右いっぱいいっぱいまで使い、カーテンもないんですよ。カーテンがないってことはシネスコ作品しか上映しないってことなんですかね。全国(…

アリス・クリードの失踪

J・ブレイクソン長編初監督作品。これまでは短編や脚本家として活動していたようです。「J」がなんの略かはわかりませぬ。名だたる監督(ノーランやダニー・ボイルなどなど)に匹敵するとまで言われておるようです。物凄いハードルの高さです。 刑務所で知…

コクリコ坂から

宮崎吾郎監督作。吾郎ちゃんといえば前作『ゲド戦記』が大変に評判の悪いものとなってしまいました。なので今回はすごくがんばったと思います。その結果ちゃんと面白く仕上がってました。日常を丁寧に描いているところがとてもよかったです。 1963年の横…

お家をさがそう

サム・メンデス監督作品。未婚のカップルの間に子供ができたものの、30半ばにして安定した生活すらしていないことに対するあせりや不安、頼りにしていた夫の両親の海外移住などをきっかけに自分たちにふさわしい居住地を探すためアメリカ各地に点在する知…

奇跡

是枝裕和監督最新作。シネマライズで観たのですが、上映終了後には監督のティーチインもあってかかなり入っていました。 今年の3月12日(!)に開業した九州新幹線を題材にした物語。親(父:オダギリジョー 母:大塚寧々)が離婚しそれぞれに引き取られ離…

スーパー8

直接なネタバレはありませんが、いくつかの関係ありそうな作品タイトルを挙げています。 『E.T.』で一番好きなシーンは終盤のE.T.を自転車に乗せて大人たちから逃げるトコです。もちろんこのシーンは映画的にもハイライトなわけでして、あのシーンは…

相対性理論 presents『解析3』

6月5日 日曜日。先日行われた相対性理論のライブ『立式3』に続いて行われた「相対性理論 presents『解析3』」に行ってきました。『立式3』はどちらかというとコンサートといった感じだったのですが、今回の『解析3』は想像通りのライブでした。 会場は…

アジャストメント

『ボーン・〜』シリーズのマット・デイモン主演、さらに『ボーン・アルティメイタム』の脚本家ジョージ・ノルフィ監督作ということで『ボーン・〜』にSF要素を足してみました!と言った内容を予告の段階では予想していたのですが、いざふたを開けてみると…

パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉

2D字幕、事前に前3作を観てからの観賞。全体的に暗いシーンが多いのでIMAXでもない限り2Dの方がいいかと。 今回は監督がそれまでのゴア・ヴァービンスキーからロブ・マーシャルに変更。ストーリーも『3』で一旦完結したので、ウィル(オーランド・…

やくしまるえつこは案外むっちりしていた。

5/21土曜日、中野サンプラザで行われた「相対性理論presents『立式3』」へ行ってきた。当日までどこでやるか把握してなかったもんで、てっきりライブハウスだと思っていたらまさかの中野サンプラザ(つってもなんの施設かよくわっかってないが)。 開場…

スコット・ピルグリム VS . 邪悪な元カレ軍団

『エンジェル・ウォーズ』に並ぶダサ邦題がつけられた本作は、そのタイトルのセンスのなさだけではなく、監督の好きなものを詰め込んだ点やまるでミッションをこなしていくような内容がとても似通っている。また『エンジェル・ウォーズ』のザック・スナイダ…

キッズ・オールライト

母2人と娘と息子という同性夫婦の家族に訪れる破綻と再生の物語。子供2人が生物学上の父親=精子提供者と知り合うことで映画は始まる。 ゲイカップルの実態はよくわからないのだが、この映画での夫婦関係はほとんど異性のカップルと同じである。ニック(ア…

GANTZ: PERFECT ANSWER

ガンツの映画版、その後編をなんと初日に観てしまった。前日の金曜日にテレビでやっていた前編の編集版*1の効果があったのかわからないが客入りはさすがに上々。多くのミーハー星人が駆けつけていた。ちなみに僕は原作星人である。 とりあえず前編の感想はこ…

最近劇場で観たけど感想を書いてなかった映画のメモ的な感想

タイトルの通り。えーい!もうまとめてやっちゃえ!という気分なのでございまする。 ザ・タウンベン・アフレック監督作。かなりの力作。のっけからスマートな銀行強盗シーンで魅せる。ちょっとしたシーンでもキチンとサスペンスがあり、緩急つけた展開がいい…

エンジェル ウォーズ

今最もホットなダメ邦題の2トップの中の1つ『エンジェル ウォーズ』こと『サッカーパンチ』観賞。ザック・スナイダー監督/脚本/原案/製作作品。 脚本に関しては「酒飲んで酔っ払いながら書いたんじゃないの?で書き終わるころにはシラフだったでしょ?…

センチュリオン

『ディセント』『ドゥームズデイ』のニール・マーシャル監督作品。レンタルしてるのは“TSUTAYAだけ”!パッケージには「『300』に挑む」と書かれているが、もちろんそんな映画なわけはない。 紀元117年、領土拡大中であったローマ帝国はブリテン…

東日本大震災

一週間たった今も大変だと思いますが、一刻も早い復興を願っています。

パラノーマル・アクティビティ2

低予算ながら大ヒットした『パラノーマル・アクティビティ』の続編。日本では『パラノーマル・アクティビティ 第2章/TOKYO NIGHT』という日本版続編*1があったが、本作はアメリカ版続編にあたる。 今回の物語はその『1』よりも前の話で物語の流れとしては…

冷たい熱帯魚

強烈!強烈! ス…スゴいものを観てしまった…。観ている最中グイグイと映画に引き込まれ、終始ドキドキしっぱなしで時に瞬きすら忘れ、唖然とし、驚愕し、上映終了後には頭がクラッとした。 園子温監督「家賃3部作」の1作目。新宿では連日立ち見が続いてい…

漫画版『屍鬼』を読んだよ。

ジャンプスクウェアで連載中、藤崎竜による漫画『屍鬼』を読んだ。 ちょっと前、数年ぶりにインフルエンザにかかってしまい一週間ほど寝込んでいた。映画を観るほどの気力もなく、横になったままできることと言えば音楽を聴くか漫画を読むくらいでなんとなく…