決定!映画ブロガーが選ぶ2014年ベストムービー!!

遅ればせながらあけましてあめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
新年最初の更新は5回目となる「映画ブロガーベスト10」です。今年も映画ブロガーの皆様のベスト10を集計させていただきました。実は今年はちょっとやるの面倒だなと思ったんですが過去4回やってるんで重い腰をあげました(笑)。ではさっそく本題です。
集計対象は僕が12/31までにブクマしたエントリーです。今年は合計121作品、21名が対象となりました。
基本ルールは

・1人上位10本までをカウント
・1位10点から始まり10位1点
・旧作を除いてそのままの順位でカウント
・順不同や○○枠は一律5.5点

となっています。これでは処理できないものは基本ルールに近いやり方で独自に集計します。1年間にそれは多くの映画を観るブロガー厳選作品ですので必ずやお気に入り作品が見つかるでしょう!

では以下ランキングです。タイトルをクリックで予告に飛びます。上映・ソフト情報クリックでamazonもしくは上映劇場検索に飛びます。情報は1月15日時点のものです。

1位.ウルフ・オブ・ウォールストリート 79点 ソフトあり

2位.ゴーン・ガール 47点 公開中

3位.インターステラー 41点 公開中

4位.ジャージー・ボーイズ 35点 ソフト化決定

5位.キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー 32点 ソフトあり

6位.グランド・ブダペスト・ホテル 29点 ソフトあり

同6位.GODZILLA ゴジラ 29点 ソフト化決定

8位.ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー 27点 ソフト化決定

9位.ホビット 決戦のゆくえ 25点 公開中

10位.ホビット 竜に奪われた王国 22点 ソフトあり

という結果になりました。これまでだと「らしい」作品が1本、2本ランクインしていたんですが今回はなんだかすごくふつうです。「CUT」や「スクリーン」あたりが選んだ感じになりました。とはいえ作品を観ればそれも必然と思える、それぞれの監督の作家性が色濃く反映されたものに仕上がっているといっていいのではないでしょうか。なかでもダントツ1位の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』はスコセッシとディカプリオが組むこと5度目、ついに爆発した作品となりました。
ベテランひしめく中で『ウィンター・ソルジャー』のルッソ兄弟や『ゴジラ』のギャレス・エドワーズ、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のジェームズ・ガンは大健闘といえるでしょう。話題性で言えば上位3本よりも盛りあっがていたかもしれません。それぞれ続編の監督も決定しており今後のシリーズ展開にも目が離せません。アメコミ2本に関してはここ何年かのアメコミ映画ブームの中でも屈指の出来と評判です。
9位、10位のホビットに関しては1本にまとめようかと思いましたがなんとなく別にしました。1本にまとめた場合代わりになにが入るかというと『オンリー・ゴッド』と『新しき世界』が21点で同点となります。
例年通り本数はこちらです。

対象としました各エントリへはこちらからどうぞ。

上映中やソフト化済みもしくはまもなくソフトリリースされるものばかりなので映画館やビデオ屋にいってみてはいかがでしょうか。

2014年公開映画ベスト10

毎年恒例の年間映画ベスト10。
今年の劇場鑑賞は65本、ソフトで観たのが14本の計79本。旧作の劇場&ソフト鑑賞は30本で新旧合わせると109本。去年、おととしに比べるとかなりの減少。毎年のことながら見逃し映画の山ができている。「年内に絶対見る」とツイートした「6僕」と「超能力研究部」も結局観れずじまいになってしまった。では以下ランキング。

1位  ほとりの朔子
2位  かぐや姫の物語
3位  ホビット 竜に奪われた王国
4位  とらわれて夏
5位  ファイティング・タイガー
6位  泣く男
7位  ゴーン・ガール
8位  ウルフ・オブ・ウォールストリート
9位  WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常
10位 ザ・ゲスト

『ほとりの朔子』 個別の感想にも書いたが1月に観た時点でベスト1確定だった作品。人物描写や情景の美しさに心を打たれる。2月にソフト化も決定。

かぐや姫の物語 去年公開だが観たのが今年なので。誰もが知っている物語でありながら話題になったその作画やキャラクターの感情表現の豊かさから新鮮な気持ちで観ることができた。

ホビット 竜に奪われた王国』 壮大な指輪シリーズの締めとして『3』を選ぶべきなのかもしれないが純粋に「おもしろい!」と思ったのはこっち。なんといっても川下りシーンが最高。

とらわれて夏 いわゆるストックホルム症候群的な物語だが前半後半ではっきりと雰囲気が変わるところが面白い。これまでの作風とは違うジェイソン・ライトマンの器用さに驚いた。

『ファイティング・タイガー』 キアヌを中心とした仲良しグループで作ったアクション映画。いい意味で気張らずに作ったごっこ遊びのようで観ていて楽しい。

『泣く男』 シブい!かっこいい!銃撃戦の音がよかった。

ゴーン・ガール ロザムンド・パイクが素晴らしい。特に膝を曲げてジャンプするところ。

ウルフ・オブ・ウォールストリート まったく共感できない人物たちをハイテンションで狂騒的に描き切った快作。この感覚で撮れるスコセッシおじいちゃんはスゴいなぁ。

『WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜』 成長モノとしてもコメディとしてもシンプルにおもしろかった。

『ザ・ゲスト』 謎のイケメンがありふれたトラブルを爽快に解決する様を気持ちよく観ていたたらあれよあれよと変な方向に……。その雰囲気がよかった。
今年はこんな感じ。1位、2位以外はほぼ順不同ながらどうにかランク付けしてみた。
それではよいお年を。

情景は美しく、ドラマは小気味よく『ほとりの朔子』


深田晃司監督、二階堂ふみ主演。
時期尚早ではあるが、もったいぶってもなにもないので言ってしまえばコレが今年のベストである。1月にイメフォで観た時点でそう感じていたが、先日大森で観て改めて確信した。
大学受験に失敗した朔子が叔母の家で過ごす夏の数日間を描いた「バカンス映画」である本作はエリック・ロメールのそれである、というのはエリック・ロメールの映画をほとんど見たことのない私でもそれは感じたし、また監督自身の発言でもある。
過去作『歓待』は古舘寛治演じる怪しい男の登場によるドタバタをシリアスに描いたブラック・コメディで、その異色さに咀嚼しにくい部分もあったのだが、今作はシンプルな青春モノでもあり非常にウェルメイドでニヤニヤできる作品に仕上がっている。
そもそも本作は二階堂ふみと知り合った監督が彼女を主役に撮りたいということで当て書きして書いた脚本とのことだが、エキセントリックな役の多い彼女を想定して書いたのが浪人生というのは現実に彼女が浪人したとはいえ、やや意外な印象を受ける。とはいえさすが今最もキテる女優(私調べ)、等身大で自然な役もきっちりこなし、水着を着ているシーンでは彼女の身体性、実存性を存分に感じられアイドル映画的な側面すらある。
物語自体はこれといったことはない、海辺の町で、自転車に乗り、人と出会い、話をし、「成長」とは呼べないほどのほんのちょっとの変化を感じさせる物語。涼しげな木漏れ日や水面に反射する景色、夏を感じさせる逆光に心を動かされる。また、画面サイズがスタンダードというのには初めこそ「この時代にあえて」という奇をてらった印象を受けたが物語が進むにつれ、それを選んだのも自然に感じられる。

現時点ではソフト化の予定もなく視聴は難しいが、『もらとりあむタマ子』などが好きな人に特に薦めたい傑作である。

最近観た映画の感想

たまには感想書いときます。息抜きです。
『私の男』
今年は二階堂ふみイヤーだと思っているので外せない1本。彼女の演技に関してはもう誰もが認めるところでしょうからどんなキャラクターを与えるかというところが重要なんですけど、あの童顔を利用した確信犯的な設定でした。



『ノア 約束の舟』
エメリッヒやピージャクを彷彿とさせるスペクタクルや戦いが観れるものの、紛れもなくアロノフスキーだと思わせるのは使命感にひた走るラッセル・クロウが『レスラー』のミッキー・ロークのようだから。このある種のハリウッド的(キリスト教的)価値観を語るのには現代だろうと聖書だろうと変わらないのですよ。



『渇き。』
批判も多いが個人的には「合う」監督だと思っていたのですが初めてダメなやつでした。ノワールなストーリーとポップな色彩に齟齬を感じます。さらには加奈子に魅力を感じられなっかたんですよ。元凶なのに一番パンチがなかったと思います。役者の演技力とは別です。役者はみんな良かったです、キャスティングはいつも通り完璧。あっ。二階堂ふみ、でてますよ。



『her 世界でひとつの彼女』
惜しむらくはスカジョの容姿を我々は知っているということだけです。しかし同時にあの声でなければ成立しなかったようにも思います。思い出してみれば僕もナビやエレベータなど音声を発する機会と会話を交えたことがあった。それらが進化し楽しい会話相手になれば実に魅力的だろう。ビジュアルも洗練されており、なにより1人でぶつぶつ言いながら歩いてるおっさんが不審に見えないのがSFしていたと思います。

決定!映画ブロガーが選ぶ2013年ベストムービー!!

あけましてあめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
新年最初の更新は4回目となる「映画ブロガーベスト10」です!今年も映画ブロガーの皆様のベスト10を集計させていただきました。思いつきで始めたことですが、毎年の楽しみにしてくださってる方もいるようで大変うれしいです。ではさっそく本題です。
集計対象は僕が12/31までにブクマしたエントリーです。今年は合計124作品、25名が対象となりました。
基本ルールは

・1人上位10本までをカウント
・1位10点から始まり10位1点
・旧作を除いてそのままの順位でカウント
・順不同や○○枠は一律5.5点

となっています。これでは処理できないものは基本ルールに近いやり方で独自に集計します。1年間にそれは多くの映画を観るブロガー厳選作品ですので必ずやお気に入り作品が見つかるでしょう!

では以下ランキングです。タイトルをクリックで予告に飛びます。上映・ソフト情報は1月5日時点のものです。



1位.ジャンゴ 繋がれざる者 59.5点 BD・DVDあり

2位.かぐや姫の物語 48点 上映中

3位.横道世之介 47点 BD・DVDあり

4位.風立ちぬ 39.5点 上映中

同4位.ゼロ・グラビティ 39.5点 上映中

同4位.パシフィック・リム 39.5点 BD・DVDあり

7位.世界にひとつのプレイブック 30.5点 BD・DVDあり

8位.クロニクル 28.5点 上映中/BD・DVDあり

9位.ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 28点 BD・DVDあり

10位.君と歩く世界 26点 BD・DVDあり

同10位.パラノーマン ブライス・ホローの謎 26点 BD・DVDあり

という結果になりました。同率が多かったため作品数としては11本のランクインです。今年、最も熱気を感じたのは『パシフィック・リム』でしたがそれを破って『ジャンゴ 繋がれざる者』が堂々の1位となりました。4位の『風立ちぬ』がまだ上映中というのには驚きました。2013年の興行収入ではダントツ1位です。8位の『クロニクル』は2012年から話題となっていた作品でした。
例年通り票数版も作りました。

という結果です。『ライフ・オブ・パイ』と『君と歩く世界』が抜けて『イノセント・ガーデン』と『ラストスタンド』という韓国組が加わりました。
対象となりました各エントリーへはこちらからどうぞ。
今日が正月休みの最後という方も多いと思いますがコレを参考に映画館やビデオやに行ってみてはいかがでしょうか?

2013年公開映画ベスト10

どうも。恒例の年間映画ベスト10です。去年も30日にアップしてたので「ギリギリ一歩手前」に行動する性分のようです。今年の劇場鑑賞数は71本、ソフトで観たのが19本の計90本。旧作の劇場&ソフト鑑賞は73本で新旧合わせると163本でした。見逃したのもかなりあるんですけど去年より増えてました。では以下ランキングです。

1位 ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
2位 ジャンゴ 繋がれざる者
3位 野蛮なやつら/SAVAGES
4位 イノセント・ガーデン
5位 ラストスタンド
6位 マッキー
7位 横道世之介
8位 バレット
9位 もらとりあむタマ子
10位 きいろいゾウ

ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日トラウマ的経験を寓話性で乗り越える、というところに感動した。それでいて解釈は自由。加えて今年のアカデミー賞で視覚効果賞と撮影賞を受賞しただけあって素晴らしい映像美である。

ジャンゴ 繋がれざる者誰もが(そのジャンルが得意でない者ですら)楽しめる娯楽作。袖から出る銃はやはりカッコイイ。

野蛮なやつら/SAVAGESオリバー・ストーンはまだまだビンビンである。キャストの演技も完璧。

イノセント・ガーデンパク・チャヌクはどこで撮ろうとやはり湿っぽい(エロい意味で)。ベスト・ワシコウスカ。

ラストスタンド適度に力の抜けた快作。シュワちゃんのスター性も光る。

『マッキー』ポジティブな復讐劇。いい意味で狂ってるなーと思いながら観てた。

横道世之介切なく淋しいはずなのに妙にうれしくもある。構成がいい。

『バレット』骨太で泥臭くてシブい。とにかく男くさい。

もらとりあむタマ子お堅い真面目な映画もいいがやはり山下敦弘はこのテンポだ。

きいろいゾウ宮崎あおい枠。今年は出演作が3本4本あったが最もわかってるのがコレ。生でも2回見たぜ!

その他には『フラッシュバックメモリーズ3D』『ダークスカイズ』風立ちぬ『マン・オブ・スティール』『凶悪』もおもしろかった。
旧作から1本選ぶとラングの『暗黒街の弾痕』が自滅的でよかった。コレを早稲田松竹で観たとき高橋ヨシキさんがいたのには驚いた。
今年はこんな感じで。ではよいお年を!

SF映画ベスト10

年末恒例男の魂に火をつけろ!さんの映画ベスト10企画に参加します。今年のテーマは「SF映画」だそうです。
では以下ランキングです。

1位.マトリックス(1999年,ウォシャウスキー姉弟
2位.マトリックス リローデッド(2003年,ウォシャウスキー姉弟
3位.マトリックス レボリューションズ(2003年,ウォシャウスキー
姉弟
4位.ロボット(2010年,シャンカール)
5位.ターミネーター2(1991年,ジェームズ・キャメロン
6位.パプリカ(2006年,今敏
7位.プロメテウス(2012年,リドリー・スコット
8位.コンタクト(1997年,ロバート・ゼメキス
9位.アンドリューNDR114(1999年,クリス・コロンバス
10位.バタフライ・エフェクト(2004年,エリック・ブレス/J・マッキー・グラバー))


1位がダントツで圧倒的にぶっちぎりでオールタイムベスト1でもある。2位3位も大変な傑作。4位はアイディアをぎゅうぎゅうに押し込めたちょう楽しい映画。5位は僕の中のハリウッド映画の原点ともいえる1本。6位は魅惑的な悪夢感が素晴らしい。7位は超高画質でヌルっとした映像美が最高。8位9位10位はどれも結末に感動するんですが、そこに至る過程もそれぞれ過激だったり切なかったりしておもしろい。
という感じです。傾向としてはは科学と宗教が組み合わさっていたり、ヒト型ロボットが出てくるものが好きなようです。
では集計お願いします!