トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン

マイケル・ベイ監督作。IMAX3D字幕にて。初IMAXだったのですがまずスクリーンの見た目が違うことに驚きました。上下左右いっぱいいっぱいまで使い、カーテンもないんですよ。カーテンがないってことはシネスコ作品しか上映しないってことなんですかね。全国(全世界)的にIMAXはそういう仕様なんでしょうか。うーんわからん…。IMAXは他の3Dに比べ高品質なのが最大の売りなのですが3Dメガネもほかより良かったです。僕は普段から眼鏡をかけてるのでメガネ・オン・メガネになるんですけどそれでもずり落ちたりせずに150分かけ続けられました。他の3Dだと下手すると上映中ずっと手で支えるなんてことも過去にあったので今後も3DはIMAXで観たいですね。
さて、本作は一応シリーズ最終章ということになっています。1も2も映画館で観たはずなんですがほとんど覚えておらず、1だけはテレビでやってたのを録画して復習したんですが2は復習せずに「まぁ脚本は二の次だしいいか」と思い観てみると悪いヤツは頭半分欠けてたりサムはちっちゃいロボットと暮らしてたりと若干の置いてけぼりを喰らいました。そもそもロボットたちの名前と見分けもあんまりついてないんですよね、すみません。オプティマスとバンブルビーはわかります。
そんな状態で観ておきながら言うのもなんですがさすがに脚本が雑すぎです。デカ過ぎるスケールの話しに加えて、もっとシンプルでいいと思うんですが人物・ロボットの関係は複雑。作戦はなんだか回りくどくて、「派手な映像だけどコイツら今なにやってんだ?」となりました。人もロボットもたくさんいすぎでもっと削っても(殺っちゃても)いいんじゃないかと思いました。編集もちょっと雑なとこがありました。シーンが変わったかと思いきや別アングルだったとか。この辺はおそらくパンのしすぎでわかりづらくなってるんだと思います。
と不満はあるんですが、アクションに関してはそれはもう圧巻です。思わず笑みがこぼれました。このアクションパートでは基本的に「画面に映ったものは全部壊す!」といったスタンスなのか、ひたすら破壊に継ぐ破壊。さらにここぞという場面ではスローにすることでめちゃくちゃカッコいい決め画になってました。特に、バンブルビーが脇腹にフックを喰らいながらもみぞおちにアッパーキメてそのまま撃ち破るところが素晴らしかったです。オプティマスがビュンビュン飛び回ったりくるくる回転しながら剣(ソード)で敵をなぎ倒すところもよかったです。軍人が滑空するシーンではスタントマンに3Dカメラ持たせて街封鎖して一緒に飛んでもらったっていうんですからやることが違います。
正直いって中盤はかなりタルいんですがラストにはこれでもかといわんばかりの破壊が待ってるんで、かなり長い映画ですがぜひ映画館で、できたらIMAXで観ることをオススメします。ちなみに3D効果というのは前方の席の方が高いんですよね。*1終わって周りを見回すと皆ぐったりしてるのがおかしかったです。

*1:前方というか視界をスクリーンでいっぱいにするといいった感じ。