最近観た映画の感想

たまには感想書いときます。息抜きです。
『私の男』
今年は二階堂ふみイヤーだと思っているので外せない1本。彼女の演技に関してはもう誰もが認めるところでしょうからどんなキャラクターを与えるかというところが重要なんですけど、あの童顔を利用した確信犯的な設定でした。



『ノア 約束の舟』
エメリッヒやピージャクを彷彿とさせるスペクタクルや戦いが観れるものの、紛れもなくアロノフスキーだと思わせるのは使命感にひた走るラッセル・クロウが『レスラー』のミッキー・ロークのようだから。このある種のハリウッド的(キリスト教的)価値観を語るのには現代だろうと聖書だろうと変わらないのですよ。



『渇き。』
批判も多いが個人的には「合う」監督だと思っていたのですが初めてダメなやつでした。ノワールなストーリーとポップな色彩に齟齬を感じます。さらには加奈子に魅力を感じられなっかたんですよ。元凶なのに一番パンチがなかったと思います。役者の演技力とは別です。役者はみんな良かったです、キャスティングはいつも通り完璧。あっ。二階堂ふみ、でてますよ。



『her 世界でひとつの彼女』
惜しむらくはスカジョの容姿を我々は知っているということだけです。しかし同時にあの声でなければ成立しなかったようにも思います。思い出してみれば僕もナビやエレベータなど音声を発する機会と会話を交えたことがあった。それらが進化し楽しい会話相手になれば実に魅力的だろう。ビジュアルも洗練されており、なにより1人でぶつぶつ言いながら歩いてるおっさんが不審に見えないのがSFしていたと思います。