エンジェル ウォーズ

今最もホットなダメ邦題の2トップの中の1つ『エンジェル ウォーズ』こと『サッカーパンチ』観賞。ザック・スナイダー監督/脚本/原案/製作作品。
脚本に関しては「酒飲んで酔っ払いながら書いたんじゃないの?で書き終わるころにはシラフだったでしょ?」と思わずにはいられないテンションなのだが、独自のヴィジュアルセンスとかっちょいい音楽、そしてあまりにも自由すぎるカメラワークで露出度高めな美少女たちが妄想世界で大暴れしていたので個人的には満足。
オタクが他人と接する際にいきなりそのオタク性を全開にしてしまうと引かれてしまう恐れがあるので、徐々にそのオタク性をアピールして自分のことをある程度どんな人間か理解してもらったうえで本題に入るのが常套手段なのではないかと思っているのだが、ザック・スナイダーはこれまでの作品で自らがオタクであることを表明しつつ、ついに今回そのオタク性を全開にしたといったような印象を受けた。今まで小出しにして紹介していたお気に入りのおもちゃを、今回はおもちゃ箱ごとひっくり返してお披露目したら部屋がとっちらかってしまって片付け方もわかんなくなってしまったようなそんな具合だ。
主役のエイミー・ブラウニングは正直あまり動ける人ではないんだろうけど、それを引きのワンカットで撮ってたりするのはすごい勇気だなと思ったりも。また逆に列車襲撃パートなんかは自由自在なカメラワークのザック節前回でとてもよかったし、僕は「現実逃避」「クソ現実」系の物語が好きなのでその点も気に入った。
吹き替えでの観賞だったので機会あれば字幕版でも観たいなと思う。
あっ、あとザックは錐もみ回転も好きなのかな?ベイビードールくるくるしてたよね。