ちば映画祭に行った/2日目

2日目ラインナップ
ロストパラダイス・イン・トーキョー
おばけのマリコローズ
BELLFLOWER/ベルフラワー
犀の角
詳しくはココ

2日目は寝坊して『ロストパラダイス・イン・トーキョー』『おばけのマリコローズ』を見逃す。2日目の前売りは2800円したので2本しか観ないと1本1400円。当日券は1本1200円なので400円損した。
『BELLFLOWER/ベルフラワー』は“監督/脚本/主演/メデューサ火炎放射器と特殊カメラ制作:イヴァン・グローデル”という奇妙なクレジットが目を引く。町山智弘氏も紹介していた注目作だ。火炎放射器作りをして日々を過ごしていた男たちがひょんなことから出合った女の子とイチャついたりイライラしたり武器製作を行う変わった青春映画。前半女の子との某の部分はかったるかったのだが、後半あることをきっかけに狂気を孕む過程は自作の特殊カメラでの彩度の高い映像も相まってより狂気度を増していた。現実と虚構が入り混じる構成も凝っている。そしてなにより出来上がった火炎放射器をぶっ放すシーンは映画的にも実際にも“自作”というのを知っているとそこのシーンでの一体感、ライブ感がスゴい。シアターNで6月に公開。



『犀の角』は日本映画学校俳優科に属する方たちの卒業制作の一環として作られた作品。どことなくファンタジーな世界観の古典的な悲恋モノだ。ファンタジーと書いたけどこれは狙ったものじゃなくておそらくストーリー、世界観、ロケ地に違和感や乖離があってそれがファンタジーさにつながっているのだと思う。あと制作環境上仕方ないことなのだけど、スクリーン映えしない人物のアップはやっぱりちょっと…。中篇ながら説明を排して進行したところはよかったと思います。

2日間行って感じたのはやはりまだまだ小さい映画祭だなということ。それほど大きくない開場だったのだけど満席のものはなかったし、お祭り感もまだまだだったけどこれからも続けていって欲しいと思います。がんばれ!