GANTZ

ヤンジャンで連載中の奥浩哉による同名漫画の映画版、その前編。映画の日に観たということもあり客はかなり入っていた。漫画ファンと二宮&松ケンファンが入り乱れていた印象で僕もその漫画ファンの1人。なのでそーいう原作ファン目線で鑑賞。マジで漫画はちょー好きだからね!これも読み直してから観たし。
まずキャラについて。

  • 玄野計(二宮和也) 主人公。見た目似せる気なさすぎ。鋭さが足りない。高校生から大学生に変更。
  • 加藤勝(松山ケンイチ)良い。漫画よりワルに。大声。
  • 岸本恵(夏菜)似てる。アッキーナ似。おっぱい見せない。スーツ似合う。演技なかなか。
  • タエちゃん(吉高由里子)似てないけどかわいいからいいや。かなり積極的な性格に。
  • 西くん(本郷奏多)ちょっとイケメンだが似てる。頑張ってる。
  • 鈴木さん(田口トモロヲ)愛称おっちゃん。最初わからなかった。存在感薄い。
  • 桜井(白石隼也)エンドロールでわかった。あのニット帽だよね?今回は出てきただけ。超能力はないらしい(!!!)

他にも脇役多数。
キャラはただ漫画に似てればいいわけではないと思うし実写化にあたっての違いはあって当然なんだけどそれとわかる要素は必要で、その点二宮くんのあまりにも普段通りはどうかと思う。『VS嵐』じゃねーんだよ!また二宮くんのクローズアップも多く、「あー二宮くん主演映画なんだな」と感じさせる。
CGはかなり良い。“転送”もちゃんとやってたし、星人の動きもよかったのだが、やられると特に大仏がなんか水っぽいのはナゼだ…。ばしゃばしゃって…。エログロは一切なしと聞いていたのだが、岸本は裸で登場するし、アクションパートでは意外にヤッてるとこもあって特に“ねぎ星人”パートは結構グロい。“田中星人”も恐かった。
ガジェット類は“ガンツ”を筆頭にスーツや各種武器など、いい意味でおもちゃっぽさが残っていた。しかしちょっと強力すぎるきらいがあるのは仕方ないのか。
ただ問題はテンポの悪さだ。約2時間で1〜9巻まで。当然全部は描けないわけだし“ねぎ星人”まではいいのだがその後の現実だったか確かめるとこはもっとサラッとできたんじゃないか?漫画は1コマでやってるぞ。あと“ジャンプ”シーンね。あそこは上から撮ってればもっとわくわくできたはず。
と、原作ファンとして満足はできないが、なんだかんだ後編も観るだろう。前編より期待している。
本編終了後、後編の予告がありヴァンパイアっぽいのもいたが映画オリジナル展開らしい(原作者談)。
あと作中の漫画は原作者に因るものかと思わせつつ(てゆーか勝手にそう思っただけだが)、アレはアシスタントが書いたらしい(これも原作者談)。
あー、あと西くんの「スーツがオシャカになった!」は聞きたかったなぁ。
うーん、てか役者はスーツが似合うかどうかが重要な気がしてきた…。
この予告の表情はオフってるのにいい顔だぞ、二宮くん。