ヒックとドラゴン

ごめんなさい!正直そんなに期待してませんでした。ホントすみません!ちょーよかったです!
3D吹き替えで観賞。
やっぱりドラゴンには夢がある。恐竜のかっこよさを持ち、大きな翼でもって大空を自由に飛び回る。口を開けて火を吹く。そんな生物に乗って一緒に空を飛びまわれたらどんなに気持ちいいことか。そこにロマンを感じない人なんているのだろうか?『ヒックとドラゴン』、原題『How to Train Your Dragon』はまさしく訓練によってドラゴンに乗り、観客にもその気持ちよさを感じさせてくれた。
冒頭、ナレーションで一気に世界観とキャラを提示してくるのだが、そこがもうたまらん!掴みは完璧だ。そしてそこからストーリーが展開されていく。
狩りぐらしのバイキングたちのなかで、バイキングらしからぬ主人公のヒックは所謂“持たざる者”なのだが、そんな彼も一人前と認められるよう“工夫”によってドラゴンを仕留め、それが運命共同体ともいうべきトゥースなのだ。このトゥース、原作ではトゥースレスという名前なのだが、大人の事情で変わったそうな…。名前が特徴でもあるんだけどなぁ。
でこれアニメ映画だし、ターゲットは主に子供なんだろうけれど、それにしてはなかなか過激というか。セリフでもドラゴンの特徴を語るとこでは結構残虐なこを言ってるし、「殺せ殺せ」というセリフも多い。なによりあのオチには驚いた。確かにとても納得がいくし、完璧に一つになれたというとてもいい終わり方ではあるけれど、普通やらないだろ。アレは。
ともかく泣けるわ興奮するわで最高でした。ていうかヒックに憧れる!うらやましい!
日本の興行収入的にはいまいち振るってない(初週8位)ようだが…。がんばれ『ヒックとドラゴン』。お前がナンバー1だ!