ザ・ウォーカー

バイト先の先輩が映画好きというのがわかって以来、暇なときに、最近見た映画について話している。で『ザ・ウォーカー』を観たといったらどこかで評判を聞いていたらしく「あ〜なんかイマイチらしいね」といわれた。
先輩がどこをみたのかはわからないけど、まあね、わかるよ!そう感じるのも。でもオレは結構すきなんだよなー。先輩にもそう言っておいた。
イマイチな理由ってのはやっぱあのオチなんだろう。確かに納得いかない点は多い。あのオチによって、それまでの行動がわかったりわからなかったり。「コレとコレがオチで説明付けば、他はまあね……。」みたいなものも感じる。
あとは謎を引っ張るだけ引っ張っといて、さらっとネタあかしする感じもか。これだけ引っ張ってるんだからドーンとしたネタあかしを期待しちゃうのもわかる。でもオレはあのサラっと感、悪くなかったよ。「ん?いま何か言った!?サラっとすごいこといったよね!?」って感じで結構驚けた。
そしてアクションシーン。コレはいいよね。カッコよかった。シルエットでバッサバッサと敵を切り刻み、腕は飛ぶわ首は飛ぶわ。銃撃戦は長回しで自在に動くカメラワークが気持ちいい。主人公が劇中で用いる武器の一つがマチェーテという短刀なのだけど、最初の設定では別のものだったそうな。でもそれだとアレだからこの変更は正解といえるんじゃないかと思う。
そしてなんていうかこうキマッてるんだよね。何がといわれるとカットが、とかデンゼル・ワシントンが、としかいえないんだけど、「おっ、これいいな!」っていうのが結構あってそれだけでも観てよかったと思えた。