アリス・イン・ワンダーランド

正直言ってめちゃくちゃ観たかった、という作品ではない。どちらかと言えば「抑えておくべき映画」として観たというのが本音だ。3D字幕で観たんだけど、3Dってやっぱ高いし、今あんまりお金もないし。つーかなんでポイント使えねーんだよ!レイトショーも値段変わんないし!ケチ!「じゃあ2Dで観ればいいじゃん」なんて言う人もいるかもしれないけど3Dでやられたらそっちで観たいじゃん、やっぱ。3D映画は今後さらに多くなるんだろうから、技術的な面もそうだけど、こういう料金面も整備を進めて欲しい。あーあとオレ普段メガネだから、3Dの時はコンタクトにしてるんですよ。でもこれめんどくさいからメガネ・オン・メガネ専用の3Dメガネを開発してください。

とまあ愚痴要望はこれぐらいにして。


ストーリーは「預言の書」なるものが出てきて、ワンダーランドでの展開は最初に提示されるためはっきり言ってワクワクしない。そのワンダーランドでの体験を通してアリスが変化するというのも予想がつく。じゃあ何が見どころなのかと言えばヴィジュアル面に限る。
このヴィジュアル、さすがというべきかかなりよかった。観た所は「XpanD」だから色の鮮やかさはやっぱりIMAXに比べたら劣るんだろうけど、キャラクターやクリーチャーの造形だったり、やたらカッコいいカットがあったり、あとはやっぱり飛行シーンが観ていてとても気持ちいい。3Dは飛行シーンがすごく映える。*1
主人公アリスは19歳で、13年前にワンダーランドを訪れているのを忘れている。いくら13年前で当時6歳とはいえ、この世界を忘れるってあんた・・・とか思うけどともかくそういう設定である。アリスは19歳にしては幼いところがあり、ワンダーランドでの冒険を通して成長していく。映像面や設定、ストーリーなどからRPGっぽいなーと思いながら観ていた。映像は最近のゲームがスゴいのかたまにゲームのムービーっぽいところがあった。これが3Dの影響かは不明だが同じ事を『アバター』のときも感じた。
でこのアリスが小さくなったり、はたまた大きくなったりしながら時に衣装を変えつつ冒険するわけです。つまりこれはアリス演じるミア・ワシコウスカちゃんのアイドル映画なのです。だからオレが一番ワクワクしたのは伸縮シーンです!サイヤ人の戦闘服並みに伸縮するドレスとか、マッド・ハッターが作ってくれる服とか、この時おそらくノーパンなわけですよ!大きくなるときなんかは服破れる!破れる!て内心大盛り上がり。でもポロリはないよ。これから観る人はひたすらノーパン肩だしでがんばるアリスを応援しに行こう!
それに加えて頭でっかちな赤の女王の部下たちが皆、でっかくなっちゃった!と外見に作り物ででっかいパーツをつけているのその努力がとても愛らしかった。

*1:後述するが良くない点も。