シャッタ−アイランド

う〜ん、なんだコレ。結論から言えばオチはわからなかったから、宣伝文句からすれば騙されたってことになるんだろうけど「あ〜やられた!そういうことか」とは思えなかった。
本編上映前、予告にもあったような錯視の図がいくつか出されて「見たまんまを信じるなよ」って注意してくる。*1これらの図は有名なものだから見たことはあるんだけど、それでも不思議で正直なところ映画のオチよりもこっちの錯視の方が「おー!」って思っちゃった。
んで、素直なオレは言われるままに注意して観てたんだけど・・・。たぶんコレ、そこまで注意しなくても変なとこには気づける。これ見よがしに映してくれるから。要はそれがどういうことか解るかってことで。だから気楽に観てOK。
そんなこんなで不満はあるんだけどよかったとこを上げると
1、狂ってくディカプリオ
2、さすがの残酷描写
の2点。ディカプリオは物語の進行とともにどんどん狂っていく。始めは部下に「ボス」なんて呼ばれて捜査してるんだけど、次第にその島のおかしさと自らの問題で精神崩壊していく。でロッククライミングなことしちゃう。残酷描写はけっこうショッキングでねっとりと銃殺シーンをみせたり血まみれの人がでてきたり子供が被害にあったりする。
でも一番気になったのは音。音楽は全体として主張が強くずいぶん過剰に恐怖を掻き立ててくる。だけど映像はそんな怖いシーンじゃなくて。だから怖いんだけど怖がれないっていうもどかしさを感じた。そこのギャップがオレにとっての一番の謎。

*1:ついでに自分でガンガンハードル上げてくる