ソラニン

  シネプレにて
ソラニン観てきた。映画を観る前にまずは漫画を読もうと思い、バイクに乗ってGEOへ向かう。暖かくなってきてバイクに乗るのにいい季節になってきた。そんなことを思いながら走っていると、じきGEOに到着。古本コーナーへ向かう。
漫画は全2巻。現実に不満を抱え、青春のモラトリアム期に悩む若者たちが描かれている。もっと強烈な虚無感に襲われると思っていたがそこまででもなかった。しかし主人公たちと同じ年代ということもあり、感情移入しやすくイタイほど気持ちはわかった。むしろかなり自分を種田に投影して読んでいた。
その種田はずいぶんとクサいセリフを口にする男で、漫画で読んでいてもちょっと気になるのに実写化したらどうなるんだろうと思った。
そして読み終わったころにはちょうどいい時間になり、映画館へ向かう。平日の昼間だしもちろん人は少ない。オレも含め宮恕Wあおいファンらしき男が何人かと女の子2人組に、おばちゃん。
漫画の実写化ということではよくも悪くも原作にかなり忠実。キャスティングもよく、本当に漫画から出てきたかのような配役だった。でもサバ…、アユ川は随分とかわいくなってた。直前に漫画を読んだということもありセリフも覚えていたが、多少の違いはもちろんあるがほとんど同じ。だから種田のクサいセリフもそのまま。あの言い回しも含めて種田なのだけれど、これはもう少し口語的にしてもよかったんじゃないかと思う。
そして、宮恕Wあおいファンはいい意味でも悪い意味でも悶絶必死だろう。歌については「ミサイルほど〜の〜・・・」から察するにあまり期待していなかったわけだが・・・。そこは各自のお楽しみに。ただオレは全部ちゃんと聴きたかった。途中回想シーンという邪魔が入るのだ。上手くても下手でも宮恕Wあおいの魂の叫びを全編聴きたかった。
ということで原作好きならその世界観が壊されることはないし、漫画には出来ない音が表現されているのでパワーアップしたといえる。
そして観賞後、ヘルメットの首紐をしっかりと締め家路に着いたのだった。