噂のモーガン夫妻

 TOHOにて
予告からは期待できそうにない雰囲気がムンムン漂っているが、昨日は映画の日で1000円だったので観てみた。まあ普段も1200〜1300円で観てるわけだからそう大差ないが・・・。
1000円にも関わらず10人もいなかったと思う。やっぱ今最も期待できない映画ならうちの妹のように「誰かが私にキスをした」を選ぶよね。わが妹ながら、やるぜ。
セックス・アンド・ザ・シティ」のサラ・ジェシカ・パーカーと「ラブ・アクチュアリー」のヒュー・グラントが主演。この二人はとてもよかった。この二人だからこそあまり観ようと思わなかったわけだが、この役にはピッタリだ。サラ・ジェシカ・パーカー演じるメリルは生粋のニューヨーカー。やり手のキャリアウーマンで「動物愛護団体(PETA)」に属しベジタリアンであるという設定。このあまりにもステレオタイプな人物設定をすんなりと受け入れられる。ヒュー・グラント演じるポールもNYで忙しい日々を送り、そんな中出張先で魔がさして浮気。妻のメリルにひたすら許しを請う草食系弁護士。
この二人が田舎に行って、その関係を取り戻すという話。ラブコメということで銃撃シーン、熊に襲われるシーンなどでも緊迫感というものは一切ない。それがまたおかしく好感がもてた。言葉にしすぎな所はあるが、それもまたメリルというキャラの性格故だろう。それをバッサリ否定するポールには笑えた。ただ個人的には伏線をもう少し活かして欲しかったと思う。
爆笑はできないがクスクスと笑える、都会生活者向けの映画だった。