シャーロック・ホームズ

 シネプレにて
「知っている」とはどの程度から言うのか。名前だけでいいならオレも「シャーロック・ホームズ」は知っている。さらに彼が架空のキャラで創造主はコナン・ドイル、職業は探偵で「名」がつくほどの腕前なんてことまで知っている。しかしこれ以上は知らない。つまり原作は読んだことがないから比較はできない。だからイメージしていたものと映画での違いをちょっと書いてみる。
イメージ映画の設定
シャーロック・ホームズ
いつもハットを被っている。たまに被っている。
いつもステッキを持っている。ステッキ以外にいろいろ使う。銃とか。
スマートな紳士。マッチョで格闘もイケるコミカルなおじさん。
ワトソン編
ホームズの弟子。弟子じゃない。医者。
独身概ね独身。でも結婚願望強し。
こんなもんか。
このイメージは「名探偵コナン」からきてるんだろう。とまあキャラ設定が想像していたのとだいぶ違った。勘だけど原作からかなり変えてると思う。勘だけど。
この設定で推理モノというよりアクション映画に近い。アクションのあの演出は嫌いじゃない。やりすぎるとしつこいけどあれぐらいなら、「おっ、でた」という気になる。
でもね、なんっかしっくりこないんだよ。そもそもこのストーリーも映画オリジナルだよね?これも勘だけど原作はもっとシリアスというかサスペンスあるよね?謎が解けた爽快感とかあるよね?ないんだよなー、これが。脚本が整理しきれてないと思うんですよ。あとトリックもショボイ。別に大掛かりである必要はないけど、みせ方が良くないのか「そんなこと?」って思っちゃう。
そんな随分と泥臭いシャーロック・ホームズでした。