NINE

 シネプレにて
「イタリアノッ!」でおなじみの「NINE」を観た。映画監督グイドの夢物語。そういえばミュージカル映画を映画館で観たのは初めてだ。美人だらけでそれだけでも目の保養になる。が、それだけじゃない!
まずそこのモテないボンクラ野郎!モテモテの人を見て「あいつモテるなー、いいなー。」とか思ってるだろ。オレもそう思ってたよ。でもモテるやつはモテるやつで苦労してんだよ・・・。女の子は言うこときかなかったり、我侭だったり、ずーっと怒ってたり、モテることを非難されたり。そういうモテ男の苦労の疑似体験としても楽しめた。オレモテるけど全然苦労しないよ、ってやつはいないよね?ねっ?
そして予告編を観てもわかるように音楽、ダンス、ファッションがすばらしい。全員総出演のダンスシーンはまさに男にとっての「夢」。だが夢は幸せな夢だけじゃない。悪夢もある。その夢を映像化するのが映画監督の仕事。そしてこの映画はいい夢と、悪夢=現実を合わせて出来た物語。ラストシーンを頭に持ってくるとおもしろい。
ストーリーの流れにのって女優一人一人の見せ場がある。皆すばらしいが中でもケイト・ハドソンがよかった。冒頭にも書いた「イタリアノッ」の人だ。銀色の派手な衣装を身に纏い、豪華なステージで最高のパフォーマンスをしてみせる。モノクロとカラーが交互に映し出され、そのきらびやかがさがより引き立つ。この迫力は映画館ならではの体験だろう。もう一度観たい!
追記 ファーギーの歌唱力のすごさを改めて認識。


あっ、あとNO MORE 映画泥棒が新バージョンになってた。パトランプマンが登場するよ。