パラノーマル・アクティビティ 第2章／TOKYO NIGHT
あのジリジリ感再び！低予算、無名監督、無名キャストながらも大ヒットした『パラノーマル・アクティビティ*1』の日本版続編。アメリカではまた別の本家アメリカ版があるようで、こっちは日本では来年の２月に上映されるらしい。
まあ続編を観に行くくらいなんで言わずもがな結構好きなシリーズである。アメリカ版の続編もきっと観る。十中八九、今年遂に完結した『ソウ』のように続いていくだろうし、まあ後釜にはちょうどいいんじゃなかろうか。つか続編で日本版、アメリカ版があるって珍しくない？他にあんのか？
それでまず僕のこーいうＰＯＶ映画へのスタンスを言っとくと“カメラをまわす理由なんてなんでもいい”だ。別にそこをじっくり描写されても納得する程度で観たいのはそこじゃない。本作のカメラをまわすそもそもの理由なんて“新しいカメラを買ったから”だ。そんなんで全然おっけー('-^*)ok
んでコレ、基本的には前の『ＰＡ』と同じ展開である。踏襲というべきか。男女２人が家にいて女が憑かれてるからカメラを仕掛けて観察。徐々に過激になる悪魔の所業。霊媒師の登場。燃やされる対悪魔グッズ。カメラにバーンなどなど。本作の特徴としてあげられるのは画面分割だが、悪魔は姉ちゃんに憑いてるから弟の部屋にはこない。
日本版では姉弟という設定だが実際のところはほぼカップルみたいなもんだ。イチャイチャしてるし姉ちゃんは弟にやたら甘ったるい喋り方をするし弟も姉ちゃんことが好きな感じで友達にもそれをからかわれたりする。しかもこの弟、姉の部屋に無断で隠しカメラを設置するのだ。*2
また、別に狙ったわけではないんだろうが笑ってしまうところもやはりあって、足を複雑骨折してる姉がプルプルと立ち上がる場面ではやっぱり霊のクララを思い出してしまうし、死体安置所での「え？」には思わず心の中で突っ込みを入れてしまった。
僕が思わずビクッとしたのは２箇所だが、最も怖いのはやはりあの睡眠中の重低音から始まる張り詰めたジリジリ感なのである。
ジリジリジリジリジリジリジリジリ・・・
わかりやすい伏線である程度予想のつきやすい展開ではあるが、前作の設定もうまいこと使ってまさに日本版という感じ。前作が楽しめたなら今回も楽しめるはず。スプラッタ描写こそないものの死人も増えて恐怖倍増！
予告は観ないほうが怖いと思うので今回は貼りません。
