ガフールの伝説

3D吹き替えで鑑賞。そして人生初の貸し切り鑑賞。友達ととか他に一人ぐらいは何度かあったけどマジでたった一人とは…。
まあ実は僕もスルーする予定だったが、ザック・スナイダーが監督だと聞いて観ることに。こういう人は結構いるんじゃなかろうか。てかそこもっと宣伝で使うべきだろ!今までのが全部R指定ってのがネックなのかなー。
そんなこんなでともかくザック・スナイダー監督作なわけで。最近新聞、テレビなんかで「ザック監督」という文字をよく見てそのたびに反応してしまうんだが、あれ、十中八九サッカーの監督のことなんだよねぇ。そういやスナイダーの方のザックの次回作は『サッカーパンチ』らしいのでまたよくできた偶然だなぁと。まあ「サッカーでパンチってwwwちょwwwおまwwwそれハンドwww」とか思ったりしながら期待。あっ、キーパーなら単なるパンチングか…*1
んで本作ではフクロウ(とコウモリとか多少の小動物)しか出ないわけだが、まず設定として

人類が滅亡したあとで、フクロウが最も高度な知能、技術の持ち主である世界

というものらしい。まあこんなん知らんくても一向に問題なし。
でこれ、やっぱりとってもザックしてる。アクションシーンを中心に例の緩急をつけた映像でたっぷりと魅せてくる。兜をかぶり、鉤爪や刀で武装したフクロウたちの戦いをバッチシ捉える。て書くとまんま『300』。その『300』に3Dに相性抜群な飛翔シーン、空中戦を足してそれを驚愕の映像美でみせてくる。
そんでその映像美。これが本当にハンパない!最近の3DCGアニメだと『ヒックとドラゴン』もかなりのもんだったけどそれを越えてる。フクロウ超ふわふわ!羽毛の毛から睫毛まで一本一本わかるレベル。フクロウだけじゃなく自然の描写もすんごくて、業火や火花、水滴にいたるまで凄まじい映像のクオリティ。『アバター』が開拓した3DCG畑がものすごい速度で進歩してるのを感じる。
さらに主人公の妹で雛のフクロウがいるんだけど、この子がまたかわいーんだ。もちろんふわっふわ。
あっ、あと本編の前にワーナー版短編アニメがあったんだけどあれを観て、やっぱ3Dは飛び出してくるよりも画面の奥に進むのがいいなと。もちろん本編でもそれは体験できる。
それにしてもザック・スナイダー若いなー。これで44歳か。

*1:そもそもサッカーの映画じゃないと思うけど。