ウソと言い訳

ウソはよくないですね。言い訳もよくないですね。どちらも自分の身、時には他人の身を守るために使われるでしょう。トラブルを事前もしくは事後に避ける、軽減するために使います。と考えるとどちらも同じようなものということになります。

ウソは時と場合によってはついてもよい、ついたほうがよいとも言われますね。
ウソをついてしまい良心が痛み、反省すると「まぁしょがないよ」と慰めてくれる人もいるでしょう。

では言い訳はどうでしょう。時と場合によってはしたほうがいいとは誰もいいません。少なくとも私はきいたことがありません。言い訳したことに反省しても「それは言い訳したお前が悪いよ」となるでしょう。

つまり、どちらかを使わなければならないときがあるとしたらウソの方がよいということになります。

しかしウソにはリスクがあります。まずウソは先ほど述べたトラブル回避という点から見ると、基本的にはウソは事前につくことになります。つまり予防ですね。そうした場合、結果的にウソをつかなくてもよかったなんてこともあるでしょう。ウソをついたことで余計に話がこじれ、トラブルを自ら起こしてしまったなんてこともありえます。そうなった場合の最善の手はなんでしょう。ウソを本当の事としてしまえればそれがいいかもしれません。では、それができないときは?

まず、そこで誤ってしまうというのがあります。これにはなかなか度胸がいります。なんせウソをつき尚且つ不測の事態を起こしてしまったわけですから。最低です。責任重大です。

他にはウソの上塗りもありますね。最もやりがちかもしれません。同時に最も難易度が高いとも言えるでしょう。なんせ矛盾を生んではいけません。言葉巧みにひょいひょいと相手の攻めをかわすのです。

最悪なのは責任転嫁でしょう。なにもかも他人のせいにしその場から逃げるのです。責任転嫁されたほうからの信頼は崩れ落ち、恨みを買い、周囲のもの全てを敵にしかねません。かなりのギャンブラーでなければできないのではないでしょうか?

そうするとやはり正直が一番なのでしょうか。しかし正直者が馬鹿を見る世の中でもあります。とするとやはり時と場合によっては・・・。