2012年公開映画ベスト10

どうも。この時期恒例のベスト10です。対象は今年初公開作品。今年の劇場鑑賞数は69本、ソフトで観たのが7本の計76本。旧作の劇場&ソフト鑑賞は71本で新旧合わせると147本でした。毎年これくらいですね。頑張ればもうちょい観れそうなんですがついつい外出が億劫なもんで。VODなんか使えば便利なのかもしれませんが料金結構するんですよね…。では以下ランキングです。

1位 ロボット
2位 ホビット 思いがけない冒険
3位 ヒミズ
4位 戦火の馬
5位 それでも、愛してる
6位 わが母の記
7位 サニー 永遠の仲間たち
8位 プロメテウス
9位 夢売るふたり
10位 007 スカイフォール


『ロボット』はとにかく観ている間めちゃくちゃ幸せな気分になれました。もちろん完全版支持ですが、先に公開された日本公開版もうまいこと編集されていたと思います。

ホビット 思いがけない冒険』IMAX HFR 3D+ウィンブルシート仕様というものすごい鑑賞環境でした。とにかくおもしろかったです!ゴブリン戦でのピタゴラ感が堪りません。
ヒミズに関しては「染谷と二階堂の演技は情熱と感情ではちきれんばかりで、青春がスクリーンで爆発しているようだった。」というアロノフスキーのコメントに尽きると思います。
『戦火の馬』では馬の演技が素晴らしかったですね。そしてちょーカッコいい。馬がドラマを乗せて疾駆する姿に感動しました。撮影もさすがのカミンスキーです。
『それでも、愛してる』はまずテーマが個人的にすごく大事で、主人公の行動と周りのリアクションにリアリティがあってよかったです。ジョディ・フォスターには今後も監督業をやってもらいたいと切に思います。
わが母の記宮崎あおい目当てで観たんですが、オープニングの会話シーンでがっちり掴まれました。本作最大の魅力は人物描写とそれを体現する出演者の演技です。とても良い作品でした。
『サニー 永遠の仲間たち』ツイッターなどで大絶賛されていたのを受けて観たんですが、評判通りの映画でした。これもまた役者の演技がよかったです。音楽の使い方もいい。シームレスに時代が変わるのもいい。おもしろかったです。
わが母の記』と『サニー』は金持ち主人公が鼻に付く方がもしかしたらいるかも・・・。
『プロメテウス』は今夏の超大作映画の中で一番おもしろかったです。ハッタリ感が抜群で各種ガジェットもとても気に入りました。全体的にヌルッとした画質もよかったです。
夢売るふたりもまた役者の演技がよかったですね。重量挙げ選手を江原由夏という新人女優が講演してるわけですが「役作りのためにやった重量挙げでかなりのセンスを発揮」というエピソードも好きです。またかなり毒気の強い会話が恐ろしい。エロシーンは代々木忠作品を参考にしたそうです。
『007 スカイフォールは完璧なロケーションとR.ディーキンスによるキメッキメの画が素晴らしいです。特に引きの画がうまいんですね。エスタブリッシュショットにシビれました。ダニエル・クレイグのくたびれたボンド像も良かったです。
という感じです。他には―――『アーティスト』『マダガスカル3』『トガニ』『ウォリスとエドワード』『高地戦』―――あたりがその時の気分しだいでベスト10入りする感じです。他にも面白いのはたくさんありましたがキリがないので……。あぁ『メランコリア』と『KOTOKO』はちょっと怖くて観れてません。
今年はIMAXシアターで鑑賞することが結構あったのですが鑑賞環境は映画の面白さに直結するというのを改めて感じました。ランキング内でいうと『ホビット』『プロメテウス』『スカイフォール』がIMAXでの鑑賞です。今年は特に後半、映画館の閉館ニュースや大手シネコンによるスクリーンカーテン問題などが目に付いたのですがやはりいい環境で観る場は必要だと思いました。
また旧作から1本だけ選ぶと『81/2』がおもしろかったです。「ニーノ・ロータの映画音楽が好きだ。」
それではよいお年を。